2016 最終ロスターカット
レイダーズは下表の18選手を解雇、2選手を故障解雇(※)、Sマクドナルドをトレード、FBリースを出場停止リストに入れて、最終ロスターカットを完了しました。今後、他球団から解雇された選手を獲得することもありますし、レイダーズの場合は追加のトランザクションが見込まれています(後述)。
(※故障解雇:Waived/Injuredのこと。表記はアメフトNewsJapanさんから)
いくつかのサプライズがありました。
1つ目はRBアトキンソンの解雇。プレシーズンでは19回191yds、3TDの他、レシービングでは6回60ydsを記録していました。このラッシングヤードはチームトップです。第4週のSEA戦でも、56yds、1TDランとゲームハイのラッシングヤードを残し、81ydsのキックオフリターンTDを決めていました。ただ、この試合ではファンブルロスト、TD間違いなしのパスドロップがあり、こういったボールセキュリティの悪さがカットの原因となったと思われます。
2つ目はドラフト外ルーキーの明暗。RBリチャード、WRホルトン、DTレイサムは予想通り当選を果たしました。ですが、4人目のドラフト外ルーキーと目されていたLBカウサーは故障解雇。第4週のSEA戦の後、脳震盪と診断されていて、これが響いた形です。ただ、ウェイバーを通過した場合、IRに入れることが出来るため、チームを去るかどうかは現段階では分かりません。そして、彼の代わりにロスターに残ったのは、CBハミルトン。これはまさしくサプライズと言えるでしょう。私はノーマークでした。
その他、まずまずの評価を得ていたWRブレント、今オフ2巡テンダーを受けていたCBソープ、第4週のSEA戦ではチームトップのタックル数だったLBトゥーマーなど、合計18選手が解雇されました。
また、上述のLBカウサーと同様、LBボールも故障解雇されました。8月終盤から練習を休み出し、第4週のSEA戦も欠場。元々、IRに入るかも、と言われていました。
SマクドナルドはSEAにトレード。対価として、2017年ドラフトの7巡指名権を条件付きで受け取りました。ただ解雇してしまうよりは、来年のドラフトに期待が持てるだけ良いですし、彼にはトレード先のSEAで健闘してほしいですね。
そして、この最終ロスターカットをもって、開幕ロスターが100%確定か、というとそうではありません。最初にも書きましたが、解雇された選手の奪い合いも勃発しえます。その動きは分かりませんが、レイダーズはDEエドワーズをIRに入れると見られていて、彼のスポットが空くものとされています。つまり、少なくとも1回の選手の移動がある、ということです。
また、今回カットされた選手の中には、プラクティス・スクワッド(PS)に入る選手もいることでしょう。これから、そちらの契約も進んでいきます。
最後に、現時点でのレイダーズの53人ロスターを載せておきます。先述の通り、この顔ぶれは明日にも変わっていると考えられます。PSが登録され、諸々の動きが終息してから、ポジションごとの状況をまとめられれば、と思います。