Raider Island

ラスベガス・レイダーズのファンブログです。

2016 PRESEASON WEEK 4 Seahawks 23 - 21 Raiders

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 予想されたいた通り、先発の大半が欠場したSEA戦。1巡指名SSジョセフ、2巡指名DLウォードだけが先発し、プレシーズン最終戦はロスター残留をかけたアピール合戦の場となりました。

 しかし、2ndあるいは3rdチームにもかかわらず、ディフェンスは非常に健闘しました。先週のTEN戦では、4ドライブ連続で得点を許しましたが、このSEA戦では前半を無失点に抑えるという、素晴らしい出来でした。

 残念なことに、23対21と僅差で敗戦してしまいましたが、2回のオンサイドキックを蹴ることになる接戦で、最後まで勝敗の分からない展開となりました。ホームのファンとして、プレシーズン最終戦ながら、楽しめる試合だったのではないでしょうか。

 

PASSING OFFENSE

  • QBはマグロインとクックが出場。合計は19/36、178yds(平均5.1)、0TD、1INTで、レーティングは55.5だった。サックは2回食らって、4ydsのロス。

RUSHING OFFENSE

  • チームの合計は23回105yds(平均4.6)、1TDだった。
  • 2人のQBが1回ずつ走って、合計25ydsを獲得。いずれも好判断だった。

PASSING DEFENSE

  • 1回目のドライブのみQBウィルソンがプレーしたが、3人のQBを相手に12/24、111yds(平均5.1)、0TD、0INT、レーティングは64.9だった。
  • サックは2回決めて、11ydsのロス。今季初のセイフティも記録。

RUSHING DEFENSE

  • チームの合計は31回126yds(平均4.1)、2TDだった。第4Qには20ydsと33ydsのロングランを許し、いずれもTDに繋がった。

PENALTIES

  • 反則は8回64ydsだった。対するSEAは6回28ydsで、大きく差がついた。
  • 第1Q:パントリターン中にDBダーデンがホールディング。
  • 第2Q:パントリターン中にLBベイツがホールディング。OGアレキサンダーがフォルス・スタート。パントリターン中に6巡指名OLBジェームズがインエリジブル・ダウンフィールド。
  • 第3Q:キックオフリターン中にOLBジェームズがホールディング。
  • 第4Q:3巡指名LBカルフーンがラフィング・ザ・パサー。オンサイドキック時にオフサイド。DBマクドナルドがホース・カラー。

INJURIES

  • 控えRTハワードが右足首を痛めて途中退場。自力で歩いてフィールドを後にし、ロッカールームに行ったようだが、その後は姿を見せなかった。
  • RBリチャードは前半終盤、左肘から出血して、一時的にサイドラインに下がった。現在はMLBのシーズン中のため、スタジアムはアスレチックスと共用。内野の芝がない部分で擦り剥いたと見られる。後半からは無事に戻ってきた。
  • OLBボールは今日も欠場。IR入りも考えられる。
  • DEカウサーが脳震盪という情報あり。

QUARTERBACKS

  • QBカーは欠場し、QBマグロインが先発。
  • マグロインは第1Qのみの出場。4/6、37yds(平均6.2)、0TD、0INTで、レーティングは83.3だった。
  • 第2Q以降は4巡指名QBクックがプレー。15/30、145yds(平均4.8)、0TD、1INTで、レーティングは50.0だった。かつてレイダーズに在籍したDLロビンソンにINTされ、42ydsのリターンTDを食らってしまった。ただ、第4Q終盤には、WRミッキンスへ33ydsのロングパスを決め、RBアトキンソンのTDランに繋げた。

RUNNING BACKS

  • RBアトキンソンは7回56yds(平均8.0)、1TDと結果を残した。試合終了間際には、82ydsのキックオフリターンTDを決め、最後まで分からない展開に持ち込んだ。第4Q序盤のファンブルロストが痛いか。
  • 5巡指名RBワシントンは11回14yds(平均1.3)、0TDで、ランは出ず。レシービングは4回39yds(平均9.8)、キックオフリターンは2回36yds(平均18.0)、パントリターンは3回24yds(平均8.0)と、ラン以外ではまずまずの出来。
  • ドラフト外ルーキーRBリチャードは3回10yds(平均3.3)、0TDで、こちらもランは出ず。レシービングは1回7yds、キックオフリターンは1回15yds、パントリターンは1回25ydsと、数字ではワシントンに軍配か。

WIDE RECEIVERS

  • ドラフト外ルーキーWRブレントは4回59yds(平均14.8)、0TDで、この日のリーディング・レシーバーとなった。49スナップ(75%)をプレーし、残留へ向けて猛アピール。53人枠には残れるか微妙なところ。
  • WRミッキンスは3回43yds(平均14.3)、0TDだった。第4Q終盤、QBクックからのロングパスをキャッチし、33ydsをゲインしたのは見事だった。

OFFENSIVE LINE

  • 先発はLTハワード、LGアレキサンダー、Cオモイレ、RGカークランド、RTマキャン。
  • ハワードを除く4人は、全65スナップをプレー。許したサックは2回だけ、ランが105yds出たことから、良い働きをしたと考えてよいだろう。
  • 一方のハワードは、たった19スナップ(29%)のプレーのみ。第2Q途中、右足首を痛めてフィールドを離れた。
  • RT争いはワトソンが勝利。ハワードにはG、Tの控えとして貢献してほしい。今回の怪我が軽傷であることを祈る。

DEFENSIVE LINE

  • 先発はDEオートリー、DTウォード、NTマギー、DEレイサム。
  • オートリーは29スナップ(47%)をプレーし、タックル6回、サック1回、ロスタックル5回、QBヒット1回、パスカット1回と数字を残した。SEAの2回目のオフェンスでは、1stダウンでRBロールズのランを1ydsロスさせ、3rdダウンでQBボイキンのパスをカットし、パントに追いやった。
  • DTウォードとDEカウサーは、QBボイキンをエンドゾーンに追い込み、インテンショナルグラウンディングを誘い、見事セイフティを起こさせた。
  • DTロットは第4Q、QBボイキンとCハントのエクスチェンジミスからのファンブルをリカバーし、ディフェンス唯一のターンオーバーを奪った。

LINEBACKERS

  • 先発はSLBカルフーン、MLBジェームズ、WLBトゥーマー。
  • 3巡指名LBカルフーンは54スナップ(84%)をプレーし、タックル3回、QBヒット2回、サック1回を記録。SEAの4回目のドライブでは、1stダウンでDEオートリーがサックした後、2ndダウンで連続サックを決めた。チーム最多の2サック目。
  • LBトゥーマーはタックル6回。うち5回は前半のもの(オートリーも同じ)。

DEFENSIVE BACKS

  • 先発はRCBソープ、CBキャリー、LCBマクドナルド、Sジョセフ。
  • 1巡指名Sジョセフは31スナップ(51%)をプレーし、タックル2回のみ。デプスのトップの選手では、彼とDTウォードだけが先発した。

SPECIALISTS

  • KジャニコウスキーのFGは2/2、最長45ydsを決めた。PATも1/1と問題なし。
  • Pキングのパントは8回391yds(平均48.9)、TBは2回。敵陣20yds以内には5回落とし、最長65ydsとこちらも問題なし。

 

 これでプレシーズンは終了しました。初戦のARI戦に勝利した後は3連敗。あくまでも調整やアピールの場に過ぎないので、勝敗自体はそれほど気にすることではありませんが、ホームのファンに勝利を届けられていないのは少し残念です。

 そして、いよいよ最後のロスターカットが始まります。既に各チームが動き始めているようですが、日本時間では、9月4日(日)午前5時が、53人枠の確定期限となっています。しばらくはシビアな時間となりますね。

 行方が最も気になるのはRBでしょうか。FBリースが出場停止処分を受けるため、一時的にロスターを外れることになりますが、マレー、ジョーンズ、ワシントン、リチャード、オラワレ、アトキンソンと6人の候補がいます。いくら何でも6人のRBを置くことは考えにくいので、誰か1人はカットされることになるでしょう。