オークランド・レイダーズ ドラフト予想 2017 Ⅱ
現時点でのドラフト予想は?
ドラフトまで残り3週間。モックが更新されたので、再びレイダーズ公式サイトから引用します。前回から予想が変わった箇所は太字としました。出典はコチラ。
Expert | Name | Pos. | College | |
---|---|---|---|---|
Bleacher Report | Brad Gagnon | Zach Cunningham | LB | Vanderbilt |
CBS Sports | Will Brinson | Christian McCaffrey | RB | Stanford |
Dane Brugler | Zach Cunningham | OLB | Vanderbilt | |
Pete Prisco | Marlon Humphrey | CB | Alabama | |
Rob Rang | Malik McDowell | DT | Michigan State | |
ESPN | Mel Kiper Jr. | Kevin King | CB | Washington |
Todd McShay | Jarrad David | LB | Florida | |
FOX Sports | Dieter Kurtenbach | Jabrill Peppers | S | Michigan |
MMQB | Emily Kaplan | Haason Reddick | LB | Temple |
NFL.com | Bucky Brooks | Cam Robinson | OT | Alabama |
Charley Casserly | Zach Cunningham | LB | Vanderbilt | |
Daniel Jeremiah | Jarrad Davis | LB | Florida | |
Lance Zierlein | Marlon Humphrey | CB | Alabama | |
Pro Football Focus | Steve Palazzolo | Leonard Fournette | RB | LSU |
The Ringer | Danny Kelly | Kevin King | CB | Washington |
SB Nation | Dan Kadar | Jarrad Davis | MLB | Florida |
Sporting News | Eric Galko | Malik McDowell | DT | Michigan State |
WalterFootball.com | Charlie Campbell | Jarrad Davis | ILB | Florida |
18人の予想が掲載されていますが、そのうち8人が前回から予想を変更しています。今回、複数のアナリストが指名を予想したのは、LBザック・カニンガム、CBマーロン・ハンフリー、DTマリク・マクダウェル、CBケビン・キング、LBジャラード・デービスの5人です。前回は1人しか予想していなかったLBデービスですが、今回は最多4人のアナリストが名前を挙げています。やはりLBですかねぇ。
それでは、各選手の評価をまとめておきます。
注目選手の評価は?
Zach Cunningham, LB, Vanderbilt
Bleacher Report / Brad Gagnon
オークランド・レイダーズはカリル・マックとブルース・アービンという2人の優れたアウトサイド・ラッシャーを有しているが、残りのフロント7は少し物足りない。また、マルコム・スミスとペリー・ライリーという2人のLBがFAになった。昨シーズン、この2人は合計1,558スナップをプレーした。
2016年のレイダーズのラン守備は、平均4.5ヤードを許し、1試合100ヤードを5人のRBに達成される、厳しい状態だった。これを改善するためには、手足の長い優秀なタックラーが必要だ。
カニンガムはヴァンダービルト大学での3年間で36ロスタックルを記録し、オールSECのファーストチームに2度も選出された。タックルの改善に取り組む必要があり、相手を圧倒するほどの力はない。だが、フィールドの端から端まで動ける3ダウンLBで、まだまだ成長の余地がある。また、カバレッジでもチームに貢献でき、レジー・マッケンジーGMが好む多才さも持っている。
テンプル大学のハーソン・レディックのようなLB、トレダビアス・ホワイトやケビン・キングなどのCBもレイダーズにはフィットするだろうが、カニンガムが最も理にかなった指名だ。
Malik McDowell, DT, Michigan St.
CBS Sports / Rob Rang
レイダーズがプレーオフ進出を果たせたのは、とにかく爆発的なオフェンス力のおかげだ。だが、チームが次のステップに進み、コンテンダーであり続けるためには、NFL 26位、1試合平均375ヤードを許したディフェンスを改善しなければならない。ポストシーズンを終えて、ジャック・デルリオHCはインテリアから相手OLを打ち破る必要性を強調した。まさに195.6 cm、129.3 kgのマクダウェルがふさわしい。
Sporting News / Eric Galko
カリル・マックが一方のエッジから攻め込むことはできているが、より効果的なパスラッシュを構築するためには、フロントから相手OLを崩壊させる必要がある。マクダウェルは相手を薙ぎ倒しながら相手QBに向かっていける巨体の持ち主だ。
Kevin King, CB, Washington
ESPN / Mel Kiper, Jr.
優れたCBの中でも、キングはサイズが突出している(190.5 cm、90.7 kg)。また、コンバインで40ヤード走4.43秒を記録し、私の中では今ドラフト4番目のCBまで評価を上げた。昨年のドラフト1巡でSカール・ジョセフを指名したが、レイダーズはまだセカンダリーの改善を続けている。CBはドラフトを迎えるにあたって大きな穴だ。
Jarrad Davis, LB, Florida
ESPN / Todd McShay
LBはオークランドの大きな穴のひとつだ。レイダーズは2列目により良いアスリートを必要としている。デービスはラン守備でフィールドの端から端まで動ける、爆発力のあるLBだ。スタミナも十分あり、クォン・アレクサンダーに似ている。
NFL.com / Daniel Jeremiah
デービスは今ドラフトで最も欠点の少ない選手の一人だ。サイズ、スピード、本能が理想的に混ざり合っている。
WalterFootball.com / Charlie Campbell
レイダーズは1巡でMLBを指名するだろう。デービスはレジー・マッケンジーGMが好みそうな選手だ。即戦力として期待でき、優れたリーダーシップを持っているため、これまで指名してきたカリル・マックやデレック・カーにフィットするはずだ。
デービスは2016年、60タックル、2サック、4パスディフェンスを記録した。2015年には何度もクラッチなタックルを決め、インサイドで大きな存在感を見せた。最も守備の良いチームのひとつであるフロリダ大学に在籍したため、それほど目立った存在ではなかったが、シーズン終盤の強豪校との試合、そしてアラバマ大学とのSECチャンピオンシップでは「ビースト」と形容される活躍を見せた。2015年の成績は、98タックル、11ロスタックル、4パスディフェンス、1 INT、3.5サックだった。
デービスは185.4 cm、108.0 kgながら、素早く、フィジカルで、本能的なプレーをする。フィールドの端から端まで走るスピードがあり、3ダウンでプレーする身体能力も持っている。4-3ディフェンスでは、MLBかWLBとして起用されるだろう。3-4ディフェンスでも、ILBとして機能するはずだ。