Raider Island

ラスベガス・レイダーズのファンブログです。

LTドナルド・ペンと再契約へ

 レイダーズは現地水曜日、FAとなっていたLTドナルド・ペンと2年間の再契約に合意し、QBデレック・カーを守るOLをさらに強化しました。

 ペンはFA市場での評価を確認した上で、レイダーズにとどまる決心をしたことを、自身のインスタグラムで表明。レイダーズとの契約に達する以前は、今週にもジャイアンツを訪問するものとされていました。サン・フランシスコ・クロニクルは、ペンの契約が総額$14Mと報じています。

 レジー・マッケンジーGMは、FA補強により強力なOLを構築することに焦点を当てており、先週はケレチ・オセメレと5年総額$58.5Mの契約を結んでいます。

 ペンが残留し、LTとしてカーのブラインドサイドを守ることになり、オセメレはNFLで最も多くプレイしてきたGとして出場すると思われます。レイダーズのOLは、昨季のトップFA選手の一人であるロドニー・ハドソンをCに、3年目を迎えるゲイブ・ジャクソンをGに、オースティン・ハワードをRTに有しており、NFLで最強のOLのひとつと見なされています。

 バッカニアーズからリリースされ、2014年にレイダーズに入団して以来、ペンは輝きを増し、NFLで最も安定したLTの一人と認識されるようになってきています。プロ・フットボール・フォーカスによると、ペンは昨季出場した16試合中13試合で、QBへのプレッシャーを2回以下に抑えているそうです。

 オセメレ、ペンとの契約により、レイダーズはO#のスターター11人の布陣を完成させました。ただし、以前からお伝えしている通り、1,000ヤード・ラッシャーとなったラタビアス・マレーのペアとなるRBが、オフェンスに残された最大のニーズとなります。

 一方、D#は、FAとなっていたパス・ラッシャーのブルース・アービンとCBショーン・スミスと契約したものの、引退したプロ・ボウラーSチャールズ・ウッドソンの代わりとなる選手と、リリースしたカーティス・ロフトンの穴を埋めるMLBを獲得しなければならない状況に変わりはありません。

 チャージャーズからFAとなっていたSエリック・ウェドルはレイブンズと契約してしまいました。でも、4年$26Mは正直高いと思っているので、どうにか別のSを探してくれれば構いません。

 まだFAによる補強も少しは行うでしょうし、来月に控えるドラフトでは全体14位の指名権を持っています。近年はFA、ドラフトともに上手くいっているので、今後も期待して見守りたいと思います。

 また、レイダーズはFAとなっていたSブライデン・トラウィックとも契約し、スペシャル・チームの改善を図っています。

 トラウィックは2013年、ドラフト外FAとしてレイブンズに入団して以降、38試合に出場。大半をスペシャル・チームでプレイし、昨季は9タックルを記録しています。

 

 無事、ペンと再契約を結ぶことができました。これでNFL最強のOLが形成されたと、贔屓目なしでも感じています。第50回SBでは、ミラーを中心とするブロンコスの守備陣が、パンサーズのOLを圧倒する展開となりましたが、来季のレイダーズは全く逆の試合展開を見せてくれるのではないか、と今から楽しみですね。