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Raider Island

オークランド・レイダーズのファンブログです。

2016 WEEK 1 Raiders 35 - 34 Saints

Game

大 逆 転 勝 利 !

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 2016シーズンの開幕戦。レイダーズは35対34の接戦を制し、貴重な1勝を手にしました。第1Qこそ10対7とリードしましたが、その後はズルズルと引き離され、24対13と2ポゼッション差をつけられて迎えた第4Q。10点を失いましたが、オフェンスが爆発して一挙22得点を奪い、大逆転勝利を収めました。

 序盤からオフェンスは機能していましたが、ディフェンスはQBブリーズを止められず、失点を重ねる苦しい展開。しかし、RBリチャードの75ydsのTDランや2回の2ポイント・コンバージョン成功など、終盤にはビッグプレイが続きました。敗戦濃厚な試合を逆転できたのは、今後のレイダーズにとっても大きいと思います。

 

TURNOVERS

  • オフェンスはターンオーバーを犯さず。
  • ディフェンスの奪ったターンオーバーは1回。
  • 第1Q、相手QBブリーズをLBアービンがサックし、DEウォードがリカバー。NO陣21からのオフェンスに繋げた。その後はゲインできず、47ydsのFGに終わっている。

 

QUARTERBACKS

  • 先発QBカーは24/38、319yds、1TD、0INTでレーティング98.5だった。
  • WRクーパーには43yds、WRクラブツリーには25ydsのロングパスを通すなど、比較的ビッグゲインの多いパフォーマンスだった。パス1回あたりのゲインは8.4yds(キャリア平均は6.19)と、出来の良さが数字にも反映されている。
  • 第4Qには3度のTDドライブを率いた上、2ポイント・コンバージョンを2回も成功させるという、無類の勝負強さを見せた。
  • 第2Q、スクランブルで11ydsを稼ぎ、1stダウンを取った。最後はヤードを稼ぐため、ヒットを躱しながらダイブしたが、故障のリスクが高まるので、気をつけてほしい。
  • レシーバー9人に投げ分け、バランスの良いオフェンスを展開できていた。

 

RUSHING

  • チーム全体では26回167yds(平均6.4)、3TDだった。
  • 先発RBマレーは14回59yds(平均4.2)、1TDとまずまずの出来。プレシーズンの出来は良くなかったが、レギュラーシーズン初戦では先発の意地を見せた。レシービング1回13yds。
  • 3番手RBワシントンは5回14yds(平均2.8)、パスキャッチ1回10ydsとあまり目立たず。今日はリターンの機会も与えられなかった。
  • 4番手RBリチャードは3回84yds(平均28.0)、パスキャッチ2回11ydsと奮闘した。第4Qには75ydsのTDランを決め、同点に追い付いた立役者。
  • FBオラワレは2ydsのTDラン1回のみ。11点差を追いかける場面、きっちり任務を遂行した。

 

WIDE RECEIVERS

  • WRクーパーは6回137yds(ターゲット11回)。前半だけで5回94ydsを記録。30yds以上のレシーブが3度もあり、オフェンスを牽引した。第1Qにはファンブルもあったが、アウトオブバウンズになり、ロストはせず。
  • WRクラブツリーは7回87yds(ターゲット9回)。最長25ydsのロングパスをレシーブ。
  • WRロバーツは2回19yds(ターゲット4回)、1TDだった。QBカーの今シーズン初TDパスをキャッチした(一番上の画像)。

 

TIGHT ENDS

  • 1番手レシービングTEウォルフォードは3回25yds(ターゲット5回)。サイドライン際でのパスで両足を残せなかったり、3rd & 1でホールディングを犯したりと、痛いミスが散見された。

 

OFFENSIVE LINE

  • 先発はLTペン、LGオセメレ、Cハドソン、RGジャクソン、RTワトソン。
  • 第2QにRTワトソンが負傷し、Tマキャンが代役を務めた。が、そのマキャンも第3Qに負傷。Tハワードがインアクティブのため控えがいなくなり、LGオセメレをLTに、LTペンをRTに移し、LGにG/Cフェリシアーノが入った。いきなりOT問題が深刻化しそうな気配。
  • 途中シャッフルもあったが、試合を通してランブロッキングとパスプロテクションは機能していた。サックは1回も許さず、QBヒットも3回に抑えた。
  • ランブロッキングではLGオセメレが良かった。持ち前の力強いプレーが光っていたと思う(NOのDLは大して強くないが)。LTに入った後もラインを崩壊させず、その多才さを示した。
  • パスプロテクションではLTペンが良かった。パスブロックのスナップは40回あった(パス38回とQBカーのスクランブル2回)が、QBヒット、サックのいずれも許さず。

 

DEFENSE

  • 先発DLは左からDEウォード、DTマギー、NTエリス、DEマック。DTウィリアムスが先発から外れた。
  • 先発LBは左からSLBアービン、MLBヒーニー、WLBマルコム。
  • 先発DBはLCBアマーソン、SSマクギル、FSネルソン、RCBショーン。1巡指名SSジョセフに代わって先発SSになったはずのSSアレンが先発しないという、やや驚きのスタートとなった。

 

AGAINST PASSING

  • QBブリーズを相手に28/42、419yds、4TD、0INTのレーティング131.3だった。
  • 徐々にリズムを掴んでいくQBブリーズを全く止められなかった。上述のサック、ファンブル以外は、こちらのディフェンスがやられっぱなしだった。
  • DEマックは全く目立たなかった。パスラッシュのスナップは38回あったが、ハリー2回、QBヒット、サックとも0回という低調な成績に終わった。マッチアップしたLTアームステッドはPFFのグレード90.8、ポジションランク3位の選手なので、圧倒するのが難しい相手ではあった。
  • CB陣はあっさり抜かれる場面が多かった。先発RCBショーンは98ydsのTDパスを許してしまい、まさかの交代。ただ、代役のCBヘイデンはもっと酷く、2回のパスインターフェアを犯して、28ydsものゲインを許した。
  • FSネルソンはチーム最多のタックル8回(ソロ7回)。ネルソンは頑張ったと言えるが、セイフティのタックル数が多いのは、チームとして褒められることではない。
  • LB陣のパスカバーも効果なし。WRにLBをつけて、簡単に躱されてしまうことが何回もあった。特にWLBマルコムは明らかに狙われていた。
  • 相手WRスニードは9回172yds(ターゲット9回)、1TDだった。アンストッパブルなレシーバーになっていて、ディフェンスは全く対応できていなかった。

 

AGAINST RUSHING

  • チーム全体として22回88yds(平均4.0)、0TDだった。
  • 先発RBイングラムには、12回58yds(平均4.8)、最長17ydsと、やや走られた。
  • ルーキーDTレイサムは上手くギャップを塞げていたと思う。ビッグゲインは許さず、ランストップは十分機能していたと考えてよさそう。

 

SPECIALISTS

  • KジャニコウスキーはFG 2/2、PAT 1/1と問題なし。1点リードで迎えた、試合残り47秒のキックオフでは、反則のせいで15yds下げられてのキックになったが、NO陣5まで蹴り込み、最後のドライブを無得点に抑えることに貢献した。
  • Pキングは4回平均49.8ydsだった。第3Qには、WRホームズの協力もあって、NO陣2に落とす最高のパントを見せた(この直後、98ydsのTDパスを許す)。

 

PENALTIES

  • 14回141ydsの反則は、回数、ヤードとも極めて痛かった。対するNOは7回53ydsと100ヤード近い差が生じた。
  • 第1Q:WRクラブツリーがホールディング。キックオフリターン中、SアレンとLBジェームズがホールディング(Sアレンはディクライン)。TEスミスがフォルススタート。
  • 第2Q:LBカルフーンがエンクローチメント。キックオフリターン中、LBベイツがホールディング。RBジョーンズがフェイスマスク(ディクライン)。TEウォルフォードがホールディング。CBヘイデンがホールディング。
  • 第3Q:パントリターン中、Sトラウィックがホールディング。Tマキャンがフォルススタート。
  • 第4Q:WRクラブツリーがパスインターフェア。WLBマルコムがパスインターフェア(23yds)。CBヘイデンがパスインターフェア(17yds)。同じくヘイデンのインターフェア(11yds)。2ポイント・コンバージョン後、WRクラブツリーがアンスポーツマンライクコンダクト。

 

INJURIES

  • Tハワードは足首を痛めていて、この試合のアクティブ登録から外れた。ここ数日は練習の欠席が続いている。
  • RTワトソンは第2Qに鼠径部を痛めて途中交代。当初はプロバブルと発表されたが、第3Qにクエッショナブルに変更された。走りながらサイドラインに向かったので、軽傷であることを願う。
  • その代役Tマキャンも第3Qに膝を痛めて途中交代。クエッショナブルと発表された。フィールドでの痛がり方や、サイドラインで横たわっていた様子を見る限り、ワトソンよりは重傷かもしれない。
  • ロスター登録されているOTは上記の3人のみ。全員が故障する最悪の状態。DEエドワーズのIR入りに伴って出来た53人目の枠には、来週にもOTが補強される可能性が高くなったのではないか。
  • RGジャクソンもサイドラインでトレーナーに足を診てもらっている場面があった。だが、その後は問題なくプレーしていた。
  • インアクティブとなったのは、QBクック、CBマクドナルド、CBハミルトン、Gアレキサンダー、Tハワード(足首)、TEリベラ。故障者はTハワードのみと思われる。

 

 敵地での開幕戦ということで、実は敗戦を予想していたのですが、NO相手に点の取り合いを制する嬉しい結果となりました。プレシーズンではオフェンスの出来が心配されたこともありましたが、やはり爆発力はありますね。あとは、これをコンスタントに続けられれば文句なしです。

 一方、ディフェンスはまだまだ完成されていない様子。QBブリーズに対したとはいえ、DB陣は猛省して次戦に臨む必要があります。チームの顔であるDEマックの存在感が薄かったのも、少し残念なところですね。良いディフェンスからオフェンスのリズムを作れるようになりたいものです。

 次週は、ホームに戻ってのATL戦となります。プレシーズンではホーム2連敗を喫していて、未だホームのファンに勝利を届けられていません。ATLもオフェンスが売りのチームですから、NO戦と似たような展開になる可能性が高いと思います。ディフェンスの盛り返し、そして開幕2連勝に期待です。

 

 

2016-09-13 追記

 

  試合後のコメントを一部抜粋します。

 

2ポイント・コンバージョンについて

  • ジャック・デルリオHC「このドライブで得点できたら、2点を狙って、その場で勝ちにいこう、と話していた。勿論、クラブ(WRクラブツリー)を信頼していた。彼は良い仕事をしたし、デレック(QBカー)も良いボールを投げた」
  • QBデレック・カー「コーチから、2点を狙うぞ、と言われた。問題ありません、と答えたよ。コーチが僕らを信頼してくれることで、僕らはより大きな自信を持つことができるんだ」
  • WRアマリ・クーパー「クラブならやってくれると分かっていたよ。何度もああいうプレーをしてきたんだからね」

RBジャレン・リチャードについて

  • デルリオHC「キャンプでは毎日あのような走り(75yds TD)をしていた。彼にとって特別な瞬間だっただろう。我々も嬉しいよ」
  • RBリチャード「この試合のことは決して忘れないだろう。素晴らしい気分だ。キャンプに参加して、(RBの)スポットを勝ち取って。そしてここに来て、生まれ故郷で(彼はルイジアナアレクサンドリア出身)あんなパフォーマンスが出来るなんて。言葉に出来ないよ」

CBショーン・スミスについて

  • デルリオHC「今日はラフな日だと思ったので、サイドラインに下げた。彼は戻ってくるよ。きっと良い働きをしてくれる。ただ、今日は上手くいかなかった」
  • DEカリル・マック「あのプレー(98yds TD)の後、彼のところに行って、あのプレーはもう放っておこう、と言った。ああいう悪いプレーを追及する必要はないよ。他の皆も、彼を支えようとしていたんだ。それがチームのすることだよね」

 

 スナップ数も公表されました。以下の通りです。

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オフェンス

  • 4人のOLがオフェンスの全73スナップをプレー。LTペンはRTに、LGオセメレはLTに移るというハプニングもあった中、最後まで仕事を全う。NOのDLを圧倒し、QBカーを守り抜いた。
  • WRクーパーはオフェンスの72スナップ(99%)をプレー。QBカーとのAC/DCコンビが試合を通して脅威となっていたはず。
  • RBリチャードはオフェンスのたった10スナップ(14%)しかプレーしなかったが、他の誰よりも大きいインパクトを与えた。今後も期待。

ディフェンス

  • CBマクギルはディフェンスの67スナップ(97%)をプレーし、タックル6回、パスカット1回を記録。ディフェンスの全69スナップをプレーしたSネルソンと彼がDBの中では頑張っていた。
  • CBショーンと交代したCBヘイデンは、ディフェンスの50スナップ(72%)をプレー。今回はショーンが悪かったため出場機会が与えられたが、彼に両翼を守らせることは不可能だということが、皮肉にも出場時間の長かったこの試合で明らかになってしまった。使うならスロット限定で。いかに不調でも、ヘイデンよりショーンの方が上。
  • 試合序盤にQBブリーズをサックする活躍を見せたLBアービンは、ディフェンスの60スナップ(87%)をプレーし、タックル2回、サック1回、QBヒット3回、ファンブルフォース1回と良い数字を残した。試合終盤にもサックしそうな場面があり、地味に活躍していた。

 

 Pro Football Focusのレビュー記事も公開されました。リンクはコチラです。

オフェンス

  • トップグレードはGオセメレ、QBカー、Tペン、FBオラワレ、Cハドソン
  • やはりOLが高い評価を受けている。今日のランブロッキング、パスプロテクションが持続すると百人力。

ディフェンス

  • トップグレードはCBマクギル、LBアービン、LBヒーニー、DEマック、DEオートリー。
  • オフェンスと比べると、やや評価は低くなっている。相手のOLは押せていたと思うが、マックやアービンは期待値が高い分、物足りなく感じるところもある。見る目がないだけ、と言われると言い返せない。