Raider Island

ラスベガス・レイダーズのファンブログです。

ラスベガスにNHLのチームが誕生へ

 現地22日、NHLはネバダ州ラスベガスを本拠地とする新チームを設立することを発表しました。新チームの加盟は2017-18シーズンからの予定で、NHLの31チームとなります。言うまでもなく、北米4大プロスポーツリーグでは初めてとなる、ラスベガスをホームとするチームの誕生です(参考記事)。 

 何故NHLの話題を取り上げたのかは説明する必要はないでしょう。勿論、このNHLの球団拡張が、レイダーズのラスベガス移転に影響を及ぼすと考えられるからです。

 1ヶ月前、ラスベガス移転案についての記事を書きましたが、その後、この問題に大きな進展はありません。しかし、公式の発表がないというだけで、水面下では着々と協議が進行しているものと思われます。

 NHLの発表を受け、複数の現地メディアが、ラスベガスのレイダーズ誘致案についての記事を掲載しています。

 今のところ、レイダーズとラスベガスとの交渉状況について、オーナーのマーク・デービス氏は沈黙を守っていますが、本拠地移転及び新球場建設のため、ラスベガスの納税者が約$750Mを負担することになる、という報道もあります。

 それによれば、ラスベガスの納税者が$750Mを支払う一方、残りの$650Mは私的負担で賄われるようです。そして、余剰高については、レイダーズ、NFL機構、カジノリゾート運営会社のラスベガス・サンズの3者の責任となるとされています。

 これが現実となれば、NFLの新スタジアム建設にあたり、史上最高の公的負担額を記録することになるそうです。現在の最高記録は、コルツの本拠地、ルーカス・オイル・スタジアム建設時の$620Mらしく、大幅な記録更新となります。まあ、こんなことで新記録を作ったところで、特に嬉しい話ではないんですけどね。

 一方、ネバダ州知事のブライアン・サンドバル氏は、先述の納税者負担を$500M以下に抑えたいと考えていると報道されています。誘致する側の都市からしてみれば、市民の負担を減らし、反発を抑えたいと考えるのは当然のことでしょう。

 

 NHLが前例を作ることで、レイダーズのラスベガス移転の可能性は大きく高まることでしょう。この先、移転へ向けての話し合いが加速度的に進行していくことも予想されます。当面は、NHLの具体的な動向を見守りたいところです。もしかすると、レイダーズの移転の方が先になるかもしれませんけどね。