2018 Week 4 Browns at Raiders - Preview -
Raiders Offense vs Browns Defense
まずはレイダーズ・オフェンス対ブラウンズ・ディフェンス。先週までのスタッツは以下の通り。
Browns | Raiders | |
---|---|---|
Points | 19.7 (11th) | 17.3 (28th) |
Total Yards | 338.3yds (13th) | 400.7yds (6th) |
Rushing | 109.3yds (16th) | 98.7yds (16th) |
Passing | 229.0yds (12th) | 302.0yds (6th) |
Sacked | 9回60yds (7th) | 5回30yds (21st) |
Passer Rating | 72.4 (4th) | 88.3 (20th) |
3rd Down Efficiency | 16/42 (17th) | 15/34 (8th) |
4th Down Efficiency | 1/1 (25th) | 0/2 (24th) |
こうして見ると、レイダーズ・オフェンスの効率の悪さがよく分かります。総獲得ヤードはリーグ6位と好成績な一方、実際の得点はリーグ28位と低調。先週も無得点の 95yds ドライブとかやってますし、そういうところはグルーデンHCにはよく反省してもらいたいですね。
ランオフェンスでは、ほぼ互角のスタッツです。レイダーズとしては、まともなランブロックが期待できるのはCハドソン・RGジャクソンだけ。今週もRBリンチの個人技に頼ることになりそうです。一方、ブラウンズ側のフロントラインには、17年全体1位指名DEマイルズ・ギャレット・17年3巡指名DTラリー・オグンジョビという強力なランストッパーがいます。ランを出すためには、LGオセメレが復調して、少しでもRBリンチの負担を和らげることが必要でしょう。
パスオフェンスでは、スタッツ的にはレイダーズが優勢です。ただし、QBカーがまたやらかす可能性もありますし、相手セカンダリーには18年1巡指名CBデンゼル・ワードも控えています。CBワードは早くも 2INT・3PD を記録するなど、期待通りの活躍を見せています。恐らくWRクーパーは消されることになるので、逆サイドのWRネルソンの2週連続の爆発に期待するか、TEクックとのミスマッチを狙うか、しないとパスオフェンスは機能しないでしょう。
パスプロテクションでは、RTペンが何より不安です。また、LTミラーはDEギャレットとのマッチアップの可能性が十分あります。両サイドからポケットがつぶされる未来が見えますし、グルーデンHCは今週もクイックパス主体のオフェンスを準備してくるのではないでしょうか。
Raiders Defense vs Browns Offense
続いてレイダーズ・ディフェンス対ブラウンズ・オフェンス。先週までのスタッツは以下の通り。
Browns | Raiders | |
---|---|---|
Points | 20.0 (20th) | 27.0 (22nd) |
Total Yards | 325.7yds (22nd) | 374.3yds (20th) |
Rushing | 134.3yds (5th) | 116.3yds (22nd) |
Passing | 191.3yds (27th) | 258.0yds (19th) |
Sacked | 14回96yds (1st) | 3回22yds (32nd) |
Passer Rating | 71.5 (29th) | 105.2 (26th) |
3rd Down Efficiency | 16/48 (26th) | 14/35 (19th) |
4th Down Efficiency | 1/3 (21st) | 1/1 (25th) |
ランディフェンスでは、スタッツ的にはブラウンズが優勢です。でも、個人的にはそれほど心配していません。というのも、ここまで 400yds 以上走っているブラウンズのラッシングのうち、QBテイラーのランが 100yds 以上を占めています。ところが、今週から18年全体1位指名QBベイカー・メイフィールドが先発するため、このようなQBのラン獲得ヤードは減少することが予想されます。また、RBハイドも平均では 3.3yds と、それほど良い数字を残しているわけではありません。
また、レイダーズとしても、DTマクドナルド・18年5巡指名DTハースト・DEラッカー・18年3巡指名DEキーなど、ここまで良いランディフェンスを見せている選手が揃っています。18年2巡指名DTホールも練習を再開しているため、さらなるフロントラインの増強が見込まれます。幸いにも、ブラウンズのOLは決して強いわけではないので、まずはキッチリと相手のランを止めることが重要でしょう。
パスディフェンスでは、スタッツ的にはレイダーズが優勢です。しかしながら、今週からQBメイフィールドが先発する、ということを考えれば、この数字には何の意味もありません。相手レシーバーでは、やはりWRランドリーが一番の脅威でしょう。レイダーズのセカンダリーでは、CBメルビン・CBホール・17年1巡指名CBコンリーが良いプレーを見せてくれているので、しっかりとカバーして、少しでもQBメイフィールドを困らせたいところです。
パスラッシュがほとんどかからず、リーグ最下位の3サックしか記録していないレイダーズですが、ブラウンズはリーグ首位の被サック14とパスプロには難のあるチームです。最近のDEアービンにはサックできそうな気配がほとんど感じられないのですが、これは大きなチャンスです。エッジからプレッシャーをかけて、QBメイフィールドの動きを制限することができれば、カバレッジも助かりますし。
Special Teams Comparison
最後はスペシャル・チームその他の比較です。先週までのスタッツは以下の通り。
Browns | Raiders | |
---|---|---|
Turnovers | +9 (1st) | -4 (31st) |
Punt | 23回39.7yds (32nd) | 11回43.5yds (24th) |
Kickoff Return | 7回21.0yds (18th) | 2回19.5yds (24th) |
Punt Return | 7回5.0yds (24th) | 5回5.6yds (21st) |
Field Goals | 4/7 (29th) | 6/6 (1st) |
Penalty | 20回171yds (21st) | 23回223yds (12th) |
やはり目を引くのはターンオーバーです。ブラウンズは堂々リーグ首位の +9 を記録していますが、レイダーズは下から2番目の -4 という悲惨な成績。ここまでボールセキュリティに問題はありませんが、モメンタムを失う原因になっているINTは何としても減らさなければなりません。
パントやリターンには大きな差はありません。というか、どちらも良くありません。また、ブラウンズのFG成功率は 57% とかなり悪いですが、開幕から絶不調だった17年7巡指名Kゼイン・ゴンザレスは解雇されて、新たなKジョセフが先週から出場しています。Kジョセフは最長 45yds の 2/2 ということですから、長距離がどうかは分かりませんが、あまりはずすことには期待しない方がいいでしょう。
反則はどちらも多めですが、ヤード的にはレイダーズの方が悪いです。これはディフェンスのパスインターフェアは結構コールされていたからでしょう。今回はホームゲームですし、少なくともフォルススタートだけは犯さないでほしいところです。